美人の香坂さん、酒は強いが恋愛は最弱
私が大学3年、優が社会人1年目を迎えた時。
社会人になった優とあまり会えなくて、私はさみしさを覚えていた。
GW最終日。
帰省から戻ってきた私は、少しでも優に会いたくて一人暮らしの優の部屋に行った。
合鍵で部屋に入るとそこには女物の靴があった。
「誰?」
床には脱ぎ散らかされた服。
「優、なんで・・・?」
ベットのしなる音と喘ぎ声。
「・・・いや・・・・やだ・・・優・・・」
私に気付いた一緒にいた女の人は、裸のまま優に詰め寄り、泣き叫びながら私に殴りかかってきた。
「何で来たんだよっ! でてけよ!」
と女の人を抱き締めてなだめようとする優は、私のことを、
「ストーカーなんだよ!
ちょっと優しくしたら彼女気取りで」
と女の人に言い訳した。
私は泣きながら部屋をでた。
亮太郎に電話したら、駆けつけてくれて、私は声をあげて子供のように泣いた。
あのあと優には遠距離恋愛をしていた彼女がいたことが分かった。
高校生の時に付き合って6年も付き合っていたという。
4月になり、彼女がこちらで就職が決まって頻繁に会うようになっていたと。
4月になって会えなくなったと思っていたのだが、そうではなかった。
私は2年も二股をかけられていた。
私が浮気相手となっていたのだった。
ううん。浮気相手どころか、優に言わすと『ストーカー』だったらしい。
好きだったのは私だけだったのか。
騙されてたのかな。
なんで気がつかなかったんだろう。
好きだと言ったのは嘘だったの?
いろんな思いが蠢いてぎゅっと締め付けられて苦しくて涙が止まらなくて、何日もご飯が食べられなくなっていた。
それと同時にあの時の女の人の真っ赤な口紅が脳裏に焼き付いて離れなかった。そして、彼女の鬼のような形相がとても怖かった。
社会人になった優とあまり会えなくて、私はさみしさを覚えていた。
GW最終日。
帰省から戻ってきた私は、少しでも優に会いたくて一人暮らしの優の部屋に行った。
合鍵で部屋に入るとそこには女物の靴があった。
「誰?」
床には脱ぎ散らかされた服。
「優、なんで・・・?」
ベットのしなる音と喘ぎ声。
「・・・いや・・・・やだ・・・優・・・」
私に気付いた一緒にいた女の人は、裸のまま優に詰め寄り、泣き叫びながら私に殴りかかってきた。
「何で来たんだよっ! でてけよ!」
と女の人を抱き締めてなだめようとする優は、私のことを、
「ストーカーなんだよ!
ちょっと優しくしたら彼女気取りで」
と女の人に言い訳した。
私は泣きながら部屋をでた。
亮太郎に電話したら、駆けつけてくれて、私は声をあげて子供のように泣いた。
あのあと優には遠距離恋愛をしていた彼女がいたことが分かった。
高校生の時に付き合って6年も付き合っていたという。
4月になり、彼女がこちらで就職が決まって頻繁に会うようになっていたと。
4月になって会えなくなったと思っていたのだが、そうではなかった。
私は2年も二股をかけられていた。
私が浮気相手となっていたのだった。
ううん。浮気相手どころか、優に言わすと『ストーカー』だったらしい。
好きだったのは私だけだったのか。
騙されてたのかな。
なんで気がつかなかったんだろう。
好きだと言ったのは嘘だったの?
いろんな思いが蠢いてぎゅっと締め付けられて苦しくて涙が止まらなくて、何日もご飯が食べられなくなっていた。
それと同時にあの時の女の人の真っ赤な口紅が脳裏に焼き付いて離れなかった。そして、彼女の鬼のような形相がとても怖かった。