美人の香坂さん、酒は強いが恋愛は最弱
「八木。 ここまで来てもらっておいてなんだが、興味本位なら帰ってくれ。
優子のことが好きで、優子を絶対に裏切らないと誓えるならうちに来い。 教えるよ」

そんなの簡単だ。
俺は香坂さんが好きだ。
一緒に仕事をして、いろんな話をするようになって、どんどん好きになっていった。

「俺は香坂さんが好きです。
絶対に裏切りません。
でも、香坂さんが俺にその話を知られたくないかもしれない。
だから、聞きません。
尋ねておいてすみません」
「そうか」

「だからといって、香坂さんが口田課長の家に泊まるのも嫌なので、俺も泊めてください」
「へ?・・・ぶっはははははっ」
「んん?なに?」
口田課長が爆笑し、香坂さんが目を覚ました。

「あーごめん、起こしたな。でも、もうついたよ。起きれるか?」
「うん、大丈夫」
「八木、荷物持ってくれるか?」
「はい」
「んじゃ、ま、みんなでうちに行こうかね」

俺達は車を降り、口田課長の家に行った。

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