もう恋なんてしないはずだったのに〜御曹司課長の一途な愛に包まれて〜
私も同じようにつけると口にした。手作りのジャムと書いてあり、果肉がゴロゴロと入っていて果物の感じが強く食べ応えがある。
「美味しい」
「そうだな。美味しいな」
もっと食べたい、と思うくらい軽めのスコーンで、ペロリとふたりして食べてしまった。あまりに美味しいジャムだったので店頭で売っているのを見て彼へお土産にプレゼントしようとしたら、一緒に食べるように買っておこうかと言われ嬉しくなる。
そんな彼を見て近くにいた女の子たちから「いいなぁ、羨ましい」という声がかすかに聞こえてきた。確かにこんなに素敵な彼に一緒に家で食べようと言われるなんて贅沢な話だ。私だってついこの前まではこうなるとは思っていなかったのよ、と言いたくなってしまう。会計を済ませるとまた手を繋いで歩く。指が絡まりあい、時々手の甲を撫でられるたび彼の顔を見上げてしまう。その度に私の顔を優しく見つめる彼の表情は甘い。
ショッピングができるエリアを通った時にウインドーに飾られていたマフラーの色が綺麗で一瞬立ち止まってしまった。そのことにすぐ気がつき、彼は店内に入ってみようと私の手を引いていく。
「あのマフラーどこにありますか?」
店員に声をかけると置き場に案内される。飾られている時は素敵な色だと思ったけど、実際に触ってみると手触りもいい。間もなく使う時期になるとは思うがタグが見えないので値段が気になる。きっと高いんだろうな、と思っていると彼はミルクティーのような色を手にすると私の首に巻いてきた。
「え? ちょっと、真紘さん」
「お、いいじゃないか。似合うよ」
店員さんもそばにいて、彼の言葉に賛同する。肌触りもよくて魅力的だが、絶対に高そう。なんと言って返そうか悩んでいると、
「俺は何色がいいと思う?」と聞かれ驚く。でも私にこの色を巻いてくれた彼のセンスに悩むがチャコールグレーにワインレッドのワンポイントが入ったものを指差した。すると彼も首に巻いてみる。どの色でも着こなせそうな彼だが、それでもベーシックな黒や茶色にはないおしゃれさがあって私はとても似合っていると思った。
「どう?」
「すごくいい。似合ってる」
「そう? じゃあこのふたつとも買っていこう」
私が言いたいことはわかっているようで彼は自分の口に人差し指を当てる。何も言わないで、というジェスチャーだ。そんな仕草ひとつも色気が出ていてクラクラしそう。
「美味しい」
「そうだな。美味しいな」
もっと食べたい、と思うくらい軽めのスコーンで、ペロリとふたりして食べてしまった。あまりに美味しいジャムだったので店頭で売っているのを見て彼へお土産にプレゼントしようとしたら、一緒に食べるように買っておこうかと言われ嬉しくなる。
そんな彼を見て近くにいた女の子たちから「いいなぁ、羨ましい」という声がかすかに聞こえてきた。確かにこんなに素敵な彼に一緒に家で食べようと言われるなんて贅沢な話だ。私だってついこの前まではこうなるとは思っていなかったのよ、と言いたくなってしまう。会計を済ませるとまた手を繋いで歩く。指が絡まりあい、時々手の甲を撫でられるたび彼の顔を見上げてしまう。その度に私の顔を優しく見つめる彼の表情は甘い。
ショッピングができるエリアを通った時にウインドーに飾られていたマフラーの色が綺麗で一瞬立ち止まってしまった。そのことにすぐ気がつき、彼は店内に入ってみようと私の手を引いていく。
「あのマフラーどこにありますか?」
店員に声をかけると置き場に案内される。飾られている時は素敵な色だと思ったけど、実際に触ってみると手触りもいい。間もなく使う時期になるとは思うがタグが見えないので値段が気になる。きっと高いんだろうな、と思っていると彼はミルクティーのような色を手にすると私の首に巻いてきた。
「え? ちょっと、真紘さん」
「お、いいじゃないか。似合うよ」
店員さんもそばにいて、彼の言葉に賛同する。肌触りもよくて魅力的だが、絶対に高そう。なんと言って返そうか悩んでいると、
「俺は何色がいいと思う?」と聞かれ驚く。でも私にこの色を巻いてくれた彼のセンスに悩むがチャコールグレーにワインレッドのワンポイントが入ったものを指差した。すると彼も首に巻いてみる。どの色でも着こなせそうな彼だが、それでもベーシックな黒や茶色にはないおしゃれさがあって私はとても似合っていると思った。
「どう?」
「すごくいい。似合ってる」
「そう? じゃあこのふたつとも買っていこう」
私が言いたいことはわかっているようで彼は自分の口に人差し指を当てる。何も言わないで、というジェスチャーだ。そんな仕草ひとつも色気が出ていてクラクラしそう。