義兄の愛に人生観を変えられ……

 大雪で学校に取り残されたことがきっかけで、亮太君との距離がすごく近くなったのだ。色んな話をするうちにこれは恋だと自覚したのだ。
 これは正しい道なのか。それとも違うのか。
 思い悩んでいると母が私の顔を覗き込んできた。
『あんた、亮太君に恋をしてるんじゃないの? 法律的にはダメなわけじゃないけど、恥ずかしいからそういう恋愛はやめてね。これ以上、一緒にいたら恋愛関係になったら困るわね……』
 母は私に実家を出て、東京の大学に進学するように勧めた。
 これが正しい道なのだと亮太君と過ごす時間はカットし、勉強をして私は東京の大学に合格。
 亮太君が外出している間に、別れの言葉も言わず家を出て空港に向かったのだった。
 七年前に上京してから私は亮太君に会っていない。
 何をしているのかどんな大人になったのかも全然知らなず、胸に秘めた想いに鍵をかけながら今日まで過ごしてきた。
 元気に過ごしているのかな……
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