嘘つき
プロローグ

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11月の上旬にしてはやけに寒い日だった


友達数人と放課後、ショッピングをして家に帰る途中公園から見覚えのある人物が出てきた

「水野.....先輩?」
『白河くん』
そうその人物とは後輩で、高等部一のイケメンと言われている白河颯斗(シラカワハヤト)である

『こんな時間にどうしたの?』

「・・・・・家  追い出されたんですよ」

『えっ そうなの 大変だね』

「あの  いや、やっぱり」

『? なに?』

「今晩泊めて欲しいと言ったら迷惑ですよね」

『・・・・・・』

1人暮らしだし、泊めることはできるだろう、ただ一人だからこそ危ないかもしれない
でも白河くんに貸しを作ることができる

「あの無理にとは言わないです それにちゃんと先輩のご家族には説明しま『うん いいよ』

「いいんですか?」

『いいよ』

「ありがとうございます」


こうして私 水野梨杏(ミズノリオン)は後輩一人を家に泊めることになった



そしてこれから彼に色々なことに巻き込まれることを知らずに・・・
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