マリオネット
「一カ月くらいかな」
本当は、昨日正式に交際を始めたなんて言えるわけがない。
「まだ付き合ってそれほど経ってないんですね」
「そうだね……」
「すみません、いろいろ聞いちゃって。ありがとうございました。あっ。転んだところ大丈夫ですか?あの時は飲みすぎちゃってすみませんでした」
おそらく故意にやったことなのに。
よくそんなことを言えるなぁ。
「うん。大丈夫だよ。ありがとう」
さすがに顔が引きつってしまったかも。
坂本さんは一礼して、自席に戻って行った。
「ふぅ……」
朝からなんか疲れちゃった。
仕事終わりは凪とスマホを買いに行く予定だし、定時に上がれるように頑張らなくちゃ。
お昼休憩時、トイレに行くと坂本さんと酒井さんが歯磨きをしていた。
あぁ、このパターンなんか嫌な感じだな。
そう思いながらトイレの個室に入る。
私に気付かなかったのか
「ねぇ。藤崎先輩に、彼氏のこと聞いてみたんだけど」
そう坂本さんが酒井さんに話しかけていた。
歯磨きが終わり、二人はお化粧を直しているらしい。
私はトイレの個室にいるため見えないが、そんな風に予想した。
「あぁ!あのイケメンの彼氏!?なんか、年下っぽかったよね?マジびっくりしたわ」
酒井さんの声が大きくなる。
本当は、昨日正式に交際を始めたなんて言えるわけがない。
「まだ付き合ってそれほど経ってないんですね」
「そうだね……」
「すみません、いろいろ聞いちゃって。ありがとうございました。あっ。転んだところ大丈夫ですか?あの時は飲みすぎちゃってすみませんでした」
おそらく故意にやったことなのに。
よくそんなことを言えるなぁ。
「うん。大丈夫だよ。ありがとう」
さすがに顔が引きつってしまったかも。
坂本さんは一礼して、自席に戻って行った。
「ふぅ……」
朝からなんか疲れちゃった。
仕事終わりは凪とスマホを買いに行く予定だし、定時に上がれるように頑張らなくちゃ。
お昼休憩時、トイレに行くと坂本さんと酒井さんが歯磨きをしていた。
あぁ、このパターンなんか嫌な感じだな。
そう思いながらトイレの個室に入る。
私に気付かなかったのか
「ねぇ。藤崎先輩に、彼氏のこと聞いてみたんだけど」
そう坂本さんが酒井さんに話しかけていた。
歯磨きが終わり、二人はお化粧を直しているらしい。
私はトイレの個室にいるため見えないが、そんな風に予想した。
「あぁ!あのイケメンの彼氏!?なんか、年下っぽかったよね?マジびっくりしたわ」
酒井さんの声が大きくなる。