マリオネット
私が暮らしているマンションの部屋の間取りは、1LDK。リビングと寝室が狭いため、一人で住んでいても広い部屋だとは感じられない。
あっ、凪に飲み物渡さなきゃ。
拾ってきた猫の世話を思い出したかのように、お茶を出した。
「ちゃんと飲んで」
「ありがとう」
そうそう、あとやらなきゃいけないことは……。
「ごめんね。私のせいで」
彼の唇から顎にかけて、切れていた。
唇には塗れないが、顎に消毒をして軟膏を塗る。
ケガとは別に首元と手に赤い湿疹があった。
「これは、痒いの?」
少し触ると
「だめ!病気だったら移るかもしれないじゃん」
彼は私のことを気遣い、拒絶した。
「たぶん、いろんなところで寝ていたから、ダニとかに刺されたんだと思う」
「そっか」
一応、虫刺されの薬を塗ってほしいと凪に伝え、薬を渡した。
「ねぇ。凪って、何歳?」
「俺、二十八だけど」
やっぱりね。
素顔見えなかった時はわからなかったけど、この顔見ると、私より年下だよね。
「陽菜乃さんは……?」
「秘密」
ああ、言いたくない。三十歳だなんて。
「わかった」
無駄に詮索してこないあたり、私に興味がないのか、悟ってくれているのかどっちなんだろう。
「で、俺、これからどうすればいいの?さっきも言ったけど、俺と一緒に居るメリット、陽菜乃さんにはないと思ってる。お風呂入れてくれたりしたことは、もちろん感謝しているよ?でも……」
「凪は、私の住み込みのお手伝いさん兼ボディーガードになって」
あっ、凪に飲み物渡さなきゃ。
拾ってきた猫の世話を思い出したかのように、お茶を出した。
「ちゃんと飲んで」
「ありがとう」
そうそう、あとやらなきゃいけないことは……。
「ごめんね。私のせいで」
彼の唇から顎にかけて、切れていた。
唇には塗れないが、顎に消毒をして軟膏を塗る。
ケガとは別に首元と手に赤い湿疹があった。
「これは、痒いの?」
少し触ると
「だめ!病気だったら移るかもしれないじゃん」
彼は私のことを気遣い、拒絶した。
「たぶん、いろんなところで寝ていたから、ダニとかに刺されたんだと思う」
「そっか」
一応、虫刺されの薬を塗ってほしいと凪に伝え、薬を渡した。
「ねぇ。凪って、何歳?」
「俺、二十八だけど」
やっぱりね。
素顔見えなかった時はわからなかったけど、この顔見ると、私より年下だよね。
「陽菜乃さんは……?」
「秘密」
ああ、言いたくない。三十歳だなんて。
「わかった」
無駄に詮索してこないあたり、私に興味がないのか、悟ってくれているのかどっちなんだろう。
「で、俺、これからどうすればいいの?さっきも言ったけど、俺と一緒に居るメリット、陽菜乃さんにはないと思ってる。お風呂入れてくれたりしたことは、もちろん感謝しているよ?でも……」
「凪は、私の住み込みのお手伝いさん兼ボディーガードになって」