黒百合の女帝
 「へぇ〜、そうなんだ〜。ふーん、え〜?」

 「ユリは知ってるのか?」

 「知ってるけどさ、まあ自分で調べなよ。」

 「ああ、そうする」

彼女の理解不能な反応に、意地を張って答える。

そしてスマホを取り出し、検索エンジンを立ち上げ。

デリ……あれ、デル?デラフォル?ん?

 「ユリ、なんて花だ」

 「あーあ、忘れちゃったんだ。ならしょうがないね。諦めなよ。」

 「教えろよ。無知を笑うなんて酷いぞ」

 「別に嘲笑の部類じゃないもん。で、なんでイヤリングを?」

ムキになって尋ねるが、強引に話題を逸らすユリ。

心残りはあるが、花言葉なんて知って何になる。
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