黒百合の女帝
 ……そう来るか。

手の動きを止め、シャーペンを机に置く。

サクラは下っ端と交流していたし、無理もない。

が、幻扱いとまでなっている私もか。

面倒な事になったが、幹部が犯人で確定だな。

それに加え、偶然に漏れたとは考えにくい。

幹部の一人が、故意に情報を売ったのだろう。

サクラ、ユウヒ、ミヤビ辺りが有力だが……。

 「参考人はなぜそのことを知っているの?」

 『ユリさんたちの本名を知っていた奴が、情報の信憑性を確認する為に話したとか。少年は当然姫の本名など知らないので、驚いたそうです』

 「参考人の知人がどう情報を入手したかはわかる?」

 『買った、とだけ言われたそうです』
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