黒百合の女帝
 「元カレの住所とか知ってるでしょ!家デートとかしなかったんですか!?」

 「まあまあ見てなって。」

カヤを宥め、メッセージアプリの機能で送金する。

すると即座に返信が来た。

 『送金して下さりありがとうございます。確かに十万円を確認しました。』

 『ご購入されたものは嶺春総長、椿 優日の現住所で間違いないでしょうか。』

 『はい、間違いないです。』

そう送れば、少し間を置いてから返信が来た。

送られてきたメッセージにはユウヒの住所が。

その住所は、確かに彼の住所に変わりない。

彼が引っ越していない限り、だが。

それを確認し、なるべく速く返信を打った。

退屈な挨拶を交わした後、スマホを置く。
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