黒百合の女帝
百合side

 耳にアラームのけたたましい音が響いた朝。

アラームを止め、ベッドから起き上がる。

まだ眠い頭で、スマホを確認した。

すると予想通り、留守番電話が一件。

確認する為、耳にスマホを押し当てる。

流れてきたのは、ラクアの声だった。

 『1月17日日曜日、午後九時丁度、天楼倉庫を監視。総長副総長、幹部が三人。下っ端は23名を確認。零時まで監視した後、監視カメラと盗聴器を設置。』

最後におやすみ、と残し通話は終わった。

ベッドから台所に移動しつつ、思考を働かせる。

どうやら、反嶺派の天楼は逃げなかったようだ。

それに、幹部も誰一人欠けておらず。

欠伸を漏らし、冷蔵庫から朝食を取り出す。

面倒なので、惣菜パンをその場で食べ始めた。
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