黒百合の女帝
反逆の首謀
楽亜side

 学校帰りの午後五時頃、電車の中にて。

暗い外を眺めながら、マスクを付ける。

窓に映る俺は帽子を被り、防寒着を来ていた。

防寒着の役割は、制服を丸々隠すことだ。

顔も殆どが隠れており、隠密に適している。

そこから電車を降り、町外れを歩くこと数分。

目的地である天楼倉庫に辿り着いた。

が、監視の前に近くで時間を潰す事にした。


 近くの飲食店に入り、飲み物を注文する。

ジュースを飲みながら、スマホを操作した。

監視カメラの映像は、スマホで確認が可能だ。

カメラがあるならば、俺の役割は不要では。

そうユリに尋ねたところ、

 『カメラは歩けないでしょ。もし倉庫から不審な様子で出てった人が居ても、確認できないよ。』

とのことだった。

まあ、俺が居たところで変わらない気もするが。
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