黒百合の女帝
 「どうだった?」

 「やや不安、という雰囲気でした。刑牙総長は、今度孔冥の総長が来るときまでに部下を説得しておくと」

 「わかった。刑牙に裏切り者はいないな?」

 「見た所、怪しい人物はいませんでした」

 「なら良い。引き続き刑牙のことは説得しろ」

 「わかりました。明日までにしておくことはありますか?」

 「明日、そちらに夜の零時に訪ねると伝えてくれ」

 「わかりました」

男は報告を終え、画材屋から出てきた。

バイクに跨ると、颯爽と来た道を戻って行く。

私も一枚だけ中の様子を撮り、窓から離れた。

その後、男は一直線に家へ帰って行った。
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