黒百合の女帝
 『ミヤビくんに情報提供してきたよ〜

 ・Xの正体は梅井叶鳴
 ・梅井叶鳴は桜蘭高校に在学中
 ・梅井叶鳴は孔冥の総長

 の三つを教えてきたからね!』

麓冬幹部グループチャットに、以上のメールが。

送り主はヤナギで、スタンプも添付していた。

私もスタンプを送り返し、一つ前の画面に戻る。

今度はカヤとの個人チャットに入った。

 『どう。準備できた?』

 『はい。右耳の方にイヤホンもしました』

 『わかった。じゃあ今からテストするから。』

と送った後に、左上の電話マークを押す。

一秒もしないうちにカヤは通話に出た。

 「テステース。カヤ、イヤホンから私の声聞こえる?」

 『はい。音量調節しますね』

 「よろしく。外に音漏れてないよね?」

 『はい、大丈夫です』

 「了解。じゃあ私が指示を出すから、頑張ってね。」

励ましの言葉に、カヤは力強い返事をした。
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