黒百合の女帝
 その質問には、返答に少し間があった。

しかし、カナルの声に迷いはない。

 『奴らの実力なら、五人。五人にそれぞれ三発以上。勿論、手加減は厳禁だからな』

 「春架は六人でしょ。それじゃあ無理がある。」

 『春架は六人です。五人ずつというのは無理があるのでは』

 『いや、春架は応援を呼ぶ。となると丁度良い数になる筈だ』

応援?それに嶺春は含まれるのだろうか。

いや、ミヤビが誤魔化す手筈なのだろう。

 「応援は何人呼ぶと思われる。」

 『応援は何人ほど呼ぶと思われますか?』

 『春架が応援を呼べそうな族は二つ。合わせてきっかり20人』

なるほど。それならば余裕だろう。

しかし、どうやって状況を確認するのか。

 「二人の積極性を確認する方法は?」

 『どうやってヤユとハラの積極性を確認するんですか?』

 『抗争の場に孔冥の部下を一人行かせる。参加はせず、カメラ撮影のみだ。それを俺が遠隔で確認する』
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