黒百合の女帝
 そんな中、ヤユの方に近付いて行ってみる。

彼の側には、下っ端が全員揃っていた。

因みに、カヤは制服が嫌だと参加を辞退した。

 「ヤユ、勝てそう?」

 「うん!でも、カヤさんに見て欲しかったなあ」

 「私があとから報告しておくから。ところでハラは?」

 「トシアキくんなら、さっき百鬼夜行の人と仲良くなってたよ」

などと小声で話しながら、少し先を目視する。

その先には、数十台のバイク集団が待っていた。

彼らはバイクから降りると、早速大声を上げる。

その後、退屈な代表同士の煽り合いが始まった。

二分ほど無意味な言語の攻撃を交わした後。

私が欠伸をすると同時に、ジンが拳を掲げた。

 「俺らの敵をぶちのめせええっ」
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