黒百合の女帝
 店では新作商品が大々的に宣伝されていた。

タンブラーなども眺めつつ、列に並ぶ。

時期に自分の番になり、カウンター前に立った。

顔も上げず、メニューを人差し指で指す。

 「チョコマカロンフラッペを一つ。あと、フォンダンショコラも。」

そこまで一息で言い、財布を取り出した。

のだが、店員からの返事が全くない。

不審に思い、顔を上げてみると……。

そこには、口を半開きにしたユウヒが居た。
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