黒百合の女帝
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 プチフールを平らげ、コーヒーに口を付ける。

カップから口を離すと、自然と吐息が漏れた。

 「ユリさん、ありがとうございます。すごく美味しかったです」

 「なら良かった。そうだ、これ。」

ユリさんがカップを置き、鞄を膝に置く。

そこから取り出したのは、光沢のある袋だった。

もしや、誕生日プレゼントだろうか。

それを受け取りながら、無意識に頰を緩める。

 「ありがとうございます。開けて良いですか?」

 「うん。中身が何であれ文句は言わないでね。」

彼女の忠告に頷き、袋から中身を取り出すと。

中からは、手のひらサイズの箱が出てきた。

それを開けると、中にはオープンリングの指輪が。

好みのデザインに、不意に歓喜の声が出る。
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