黒百合の女帝
 公園へ行く途中、ずっとスマホを眺めていた。

スマホには、憧れのソウキさんの連絡先が。

カヤさんのすら手に入れられなかったのに……!

浮かれた気分で、練習場の公園に入る。

ヤユさんの元へ行くと、いつもの笑顔で出迎えてくれた。

 「カケルくん!今日は一段と楽しそうだね。何かいいことでもあった?」

 「なんでもないっす!強いていえば推しが増えました!」

俺の報告に、ヤユさんが大きな目を見開く。

どうやら、俺と一緒に喜んでくれているようだ。

 「そうなの!?じゃあ、その調子で今日も訓練頑張ろうね!」

 「はいっ!」
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