黒百合の女帝
百合side

 「もう明後日から春休みだよ?一年って早いね〜。」

弁当箱を開けながら、適当な話題を口にする。

つまらない話な筈だが、ラクアはそれに頷いた。

 「去年よりもずっと長く感じたな」

 「んね。私もラクアも、色んな事があったし……。」

嶺春に加入して、脱退して、麓冬を創った。

午後だけを見ると怒涛の一年だったな。

まあ、来年度の方が忙しいかもしれないが。

嶺春解体を視野に入れつつ、サンドイッチを齧る。

味はコンビニで入手できる普遍的なものだった。
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