黒百合の女帝
 「ユリっ、大丈夫か!?」

 「わっ、ごめんっ!ラクア大丈夫!?」

ラクアの腕を解きながら、周囲を確認する。

何人かに見られている。気分が悪いな。

睨みそうになるのを堪え、ラクアに笑い掛ける。

 「本当ありがとうね。危なかったよ。」

 「だな。あのガキ……」

 「あの子は悪くないよ。全部私の不注意の所為だから。」

な訳ない。あのクソガキが全責任を負うべきだ。

次に見かけたら足を引っ掛けておこう。

ガキの特徴を思い出しつつ、会計に向かった。
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