黒百合の女帝
 「そうだ。最新ゴシップ情報いる?」

 「いるいる!ゴシップだ〜いすき!」

ハラは途端にはしゃぎだし、私の隣に座った。

彼に足を向けた状態で、先程得た情報を伝える。

すると彼は闇金融の単語に反応を示した。

 「ユリ、前言ってたじゃん。ヤナギさんの正体はヤクザだ〜って」

 「言ったけど。柳組と闇金の関係を疑ってるの?」

 「ワンチャンあるんじゃね?」

適当、とでもいう様子のハラ。

だが、可能性は無きにしも非ずといった所。

ソファから上半身を起こし、暫し考え込む。

カヤにそれらしく仄めかしておくか。

 「ユリ〜。久々に二人でさ〜、バイクかっ飛ばそーよー」

 「負け犬総長の所為で疲れてるから無理。」

 「え〜。補導されるときは二人でって約束したじゃんかさ」

 「その約束はヤユと結び直して。」
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