黒百合の女帝
 「あの……もしかしてストーカーとかっすか?」

 「違うよ。そうだ、借金取りはもう帰ってるから安心して」

 「いやマジで、なんでそのこと……」

辿り着いた先は、俺の家であるアパートだった。

ボロ家に住んでるとバレたことへの羞恥心。

それからこの人やべえんじゃねという恐怖心。

それらに苛まれつつ、副総長さんを家にあげた。

 「うちなんもないんすけど……」

 「期待してないから安心して」

にこりと笑い、椅子の上に腰掛ける副総長さん。

やっぱどちゃクソイケメンじゃねえか。

と惚けながら、その向かい側に座った。
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