黒百合の女帝
 「それで、なんの用っすか?」

 「うーん?カケルくん家ってさ、カツカツでしょ?」

なんだこの人。失礼なこと訊くんじゃねえ。

と反感を覚えるが、事実には変わりない。

 「見ての通りっすけど……」

少し遠回りにその通りだと伝えれば。

副総長さんの笑みが、怪しい感じになった。

 「じゃあさあ、さっき来てた怖〜い人達から借りたお金の返済期限、延ばしてあげよっか?」

……え、そんなことできんの!?

色々と考える前に、椅子から腰が浮き上がる。

正直、その話はすげえありがたいものだった。

 「できるんですか!?んなこと!」

 「僕ならね。一先ず半年は延ばせるけど」

 「お願いします!」
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