黒百合の女帝
 「ユリさん?なんで来たんですか?」

ドアを開けながら、ユリさんに尋ねてみる。

よく見てみると、その袋にはコンビニのロゴが。

 「見舞いに来たんだよ。中に誰も居ないよね?」

中を確認し、家に上がり込んでくるユリさん。

遠慮のなさに苦笑いしつつ、彼女を通す。

そういえば片付けなきゃ、と部屋を見回した時。

姿見に映った自分に、思わず恥ずかしくなる。

髪は乱れ、パジャマは皺だらけでだらしない。

こんな姿、ユリさんに見せられるもんじゃない。

 「すみません、ちょっと着替えたいんですけど」

 「ああ、なら洗濯物でも取り込んでおくよ。」
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