黒百合の女帝
 「反嶺派の集会にはカヤが出るのか?」

 「私も出たいんだけど。」

ミヤビから報告を受けた、その翌日。

おはぎを切りながら、カナルに訴え掛ける。

しかし、カヤとカナルは揃って眉を顰めた。

 「反嶺派が集まるんですよ?嶺姫が居るって知れたら……」

 「嶺姫の姿を知る人は殆ど居ない筈だけど。」

 「まず、なんでユリは集会に出たいんだ?」

厳つい顔を渋らせ、コーヒーを口に運ぶカナル。

その真剣な様子の問いに、真面目らしく答える。

 「総長の集会でしょ?なら総長が出るべきだよ。」

カナルから話があった、反嶺派総長の集会。

議題は嶺春との抗争に関するものである。

嶺春が百鬼夜行に対する抗争計画を立て始めた。

それを発端とし、反嶺派もいよいよ動き出し。

今回の集会で、抗争での立ち位置を決める事に。
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