黒百合の女帝
 「役割の理想図は20ページの通りだ。異議がある者はここで唱えろ」

乱暴な口調の指示に従い、ページを捲る。

肝心の麓冬は嶺春幹部の担当になっていた。

因みに、幹部担当は麓冬に加えカナルも入る。

そんな中、何者かが異議を唱えるべく挙手した。

 「すみません、なんですか?このフモトフユって。別紙によると10名程度だそうですが」

 「そうですよ。なんでこの人たちが嶺春の幹部たちの担当なんですか?」

一人の反論により、数名が異論を唱え始める。

確かに、人数だけで見れば不釣り合いだ。

騒がれるのは仕方ない。仕方ない、が。

私には、彼らと相対しなければならぬ理由がある。
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