黒百合の女帝
6月3日木曜日。時刻は午後九時。
刑牙倉庫のグラウンドに行くと、既に人集りが。
13の族が参加、合計で307名だったか。
ここ二週間はこの面子で合同訓練をしていた。
まあ、この抗争が終わったら敵同士だが。
などと考えつつ、グラウンドの中心部に向かう。
それにしても、髪が長いまま来たのは初めてだ。
帽子とフードを深く被り、周囲を警戒する。
皆が神経を尖らせている中、嶺姫ばれはまずい。
「ユリ、男装しなくて良かったのか?」
カヤも同じく思ったか、小声で話し掛けてくる。
近くにラクアが居るからか、口調は荒かった。
「嶺春幹部と話がしたいからね。」
「ああ。その時は席を外した方が良いか?」
「どちらでも。聞かれて困る話じゃないし。」
刑牙倉庫のグラウンドに行くと、既に人集りが。
13の族が参加、合計で307名だったか。
ここ二週間はこの面子で合同訓練をしていた。
まあ、この抗争が終わったら敵同士だが。
などと考えつつ、グラウンドの中心部に向かう。
それにしても、髪が長いまま来たのは初めてだ。
帽子とフードを深く被り、周囲を警戒する。
皆が神経を尖らせている中、嶺姫ばれはまずい。
「ユリ、男装しなくて良かったのか?」
カヤも同じく思ったか、小声で話し掛けてくる。
近くにラクアが居るからか、口調は荒かった。
「嶺春幹部と話がしたいからね。」
「ああ。その時は席を外した方が良いか?」
「どちらでも。聞かれて困る話じゃないし。」