黒百合の女帝
 「百鬼夜行の連中が来てますっ、あと刑牙とか空死も居るらしくて……!」

 「はっ?まさか、今ここに攻めて来てるのか?」

階段を下りる途中で、思わず足を止める。

すると三段高い所に居たヨウが激しく頷いた。

 「はいっ、バイクでこっちに向かってるそうで。今すぐ指示を出してくださいっ」

 「わかった。なら、まずはミヤビを呼べ。その後、サクラの安全を確保しろ」

動揺を悟られぬよう、平静を装って命令を出す。

するとヨウが頷き、階段を駆け上がって行った。

刑牙に空死、加えて百鬼夜行まで?

初代から見てもここまで大きな襲撃は滅多にない。

今すぐ放送室で命令を出さねば、と考えていれば。

 『レベル5の敵襲が確認されました。特攻服を着用し、速やかに地下決闘場へ集合しなさい。』

頭上から、ミヤビの落ち着いた声が聞こえて来た。

流石、仕事の速い男だ。

急いで決闘場まで周り、ステージに向かう。
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