黒百合の女帝
 訓練通り、既に半数以上が集まっていた。

掛けてあった特攻服を羽織り、ステージ中央に立つ。

それから二分もしないうちに全員が集まった。

 「敵は確認できるだけで百鬼夜行、刑牙、空死。他にも居るようだが、訓練通りに動け。今回の作戦はプランDを使用する」

声の震えを隠し、マイク越しに命令を出す。

歴代の総長たちのように、堂々としなければ。

決して、嶺春の総長らしかぬ言動をしてはならない。

ただ、勝つことだけを意識するんだ。

最後にマイクを演台に叩き付け、一言。

 「全員、裏庭へ移動を開始しろっ。嶺春が必ず勝利を収める!」
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