黒百合の女帝
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 「そうえいえば、あのキーホルダーは付けてくれてる?」

 「ああ。トイレに飾ってあるよ。」

 「せめて場所を選んでよ」

午後九時半丁度、麓冬倉庫にて。

ヤナギに返事をしつつ、コーヒーを一口飲む。

昨日、嶺春は反嶺派に敗北を宣言した。

それと共に嶺春は解散、孔冥も約束通り解散。

反嶺派の繋がりは消え、仲良くする必要も消失。

今後は嶺春の後継競争で抗争が勃発するだろう。

百鬼夜行は後継者争いに参加しないらしいが。

そうなると、好敵手は刑牙と空死くらいか。

飾り付けられた倉庫を眺めつつ、カップを置く。

机にはパーティーグッズが広げられていた。

 「それで、ヤナギは送別会をしなくて良いんだね?」

 「うん。もう既に麓冬からは脱退したし」

 「そう。そうだ、副総長の後釜は誰を指名する?」

 「どうでもいいかな。副総長らしいことしたことないし」
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