黒百合の女帝
 ラクアを止めようと口を開き掛けた、その時。

 「ラクアくんの席ならこっちだよ〜。あれっ、前より肌の調子よくなってる?」

ハラがドレッサーの椅子を引き摺って来た。

それを見た途端、私の左隣に腰掛けるラクア。

そういえば、ラクアを超える問題児がハラだった。

残念そうなハラを席に着かせ、カヤに合図を送る。

するとカヤも頷き返し、ドリンクを手に取った。

 「それじゃあ勝利を記念して、乾杯でもするか」

一丁前に総長をしたカヤが、コップを掲げる。

するとラクアを除いた皆がコップを掲げ、一言。

 「乾杯っ」
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