黒百合の女帝
 今は信用できる、カヤという人材がいる。

ラクアも信用はできるが、彼は性格に難がある。

その点、カヤは総長としての器も持っている。

そんな訳で、私は彼に総長の座を譲りたかった。

 「カヤはどう?なりたい?」

 「別に引き受けても良いですけど、俺も大学行き始めたので……」

 「そう。まあ、決定は後でで良いよ。」

元より、ここで決めさせる気はない。

ただ、検討をして欲しかっただけだ。

それをわかっているのか、カヤも頷いて見せる。

 「わかりました。そうだ、明日の麓冬全体の祝勝会にラクアは欠席ですか?」

 「うん。ヤナギも欠席。私は行けたら行くから。」

 「それ行かないって聞こえるので辞めた方が良いですよ」
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