黒百合の女帝
悪夢の原点
百合side
「俺、そろそろ嶺春抜けたいんだよね」
歓楽街の一角、人が集う路上にて。
ハラはそう言い、酎ハイの缶を仰いだ。
幹部まであと一歩と話していたが、結局は蹴るのか。
そう思うが、意外には感じなかった。
彼の飽き性は今に始まったことでない。
それにしても、嶺春か。
ハラ曰く、暴走族の中でも特に優秀な集団だとか。
ここ最近、私は暴走族に興味を示していた。
自分がトップに立ち、集団を纏めてみたい。
それに、一ヶ月後には高校二年生になるのだ。
新しい事を始めるには最適な時期かもしれない。
「なら、抜ける前に一つ、頼まれてくれない?」
緑茶の蓋を閉じながら、そう提案すれば。
彼は興味を示したのか、目を細めてみせた。
「俺、そろそろ嶺春抜けたいんだよね」
歓楽街の一角、人が集う路上にて。
ハラはそう言い、酎ハイの缶を仰いだ。
幹部まであと一歩と話していたが、結局は蹴るのか。
そう思うが、意外には感じなかった。
彼の飽き性は今に始まったことでない。
それにしても、嶺春か。
ハラ曰く、暴走族の中でも特に優秀な集団だとか。
ここ最近、私は暴走族に興味を示していた。
自分がトップに立ち、集団を纏めてみたい。
それに、一ヶ月後には高校二年生になるのだ。
新しい事を始めるには最適な時期かもしれない。
「なら、抜ける前に一つ、頼まれてくれない?」
緑茶の蓋を閉じながら、そう提案すれば。
彼は興味を示したのか、目を細めてみせた。