黒百合の女帝
「小路さん、私がチョコムース好きなの覚えててくれてたの!?」
「モエのことならなんだって覚えてるってば」
ハラと話をした、その翌日。
対して美味くもない店で、食後のチョコムースにそう叫ぶ。
それを嬉しそうに食べれば、男は相好を崩した。
50手前のこの男は、小路という名だった。
先週から私の登下校を狙い、ストーキングをしている男だ。
小路はバレていないとでも思っているのだろうか。
気色の悪い笑みに唾を吐きたい気分だった。
「そういえば、来週は用事があって早く出なきゃいけないの。ほんと最悪。」
「そうなの?早起き苦手とか?」
「そうなんだよねえ。しかも用事の後は普通に学校に行かなきゃで……」
「へえ、じゃあ、モーニングコールしてあげよっか?」
気持ち悪いから辞めてくれ。
と言いたい気持ちを堪え、媚び諂った笑みを浮かべる。
「本当!?それなら絶対起きれる自信あるよ!」
「まあ、俺も起きてるかわかんないけどね」
起きてるだろ、毎朝七時から付けてるんだから。
内心そう吐き捨てるが、笑みは絶やさなかった。
「モエのことならなんだって覚えてるってば」
ハラと話をした、その翌日。
対して美味くもない店で、食後のチョコムースにそう叫ぶ。
それを嬉しそうに食べれば、男は相好を崩した。
50手前のこの男は、小路という名だった。
先週から私の登下校を狙い、ストーキングをしている男だ。
小路はバレていないとでも思っているのだろうか。
気色の悪い笑みに唾を吐きたい気分だった。
「そういえば、来週は用事があって早く出なきゃいけないの。ほんと最悪。」
「そうなの?早起き苦手とか?」
「そうなんだよねえ。しかも用事の後は普通に学校に行かなきゃで……」
「へえ、じゃあ、モーニングコールしてあげよっか?」
気持ち悪いから辞めてくれ。
と言いたい気持ちを堪え、媚び諂った笑みを浮かべる。
「本当!?それなら絶対起きれる自信あるよ!」
「まあ、俺も起きてるかわかんないけどね」
起きてるだろ、毎朝七時から付けてるんだから。
内心そう吐き捨てるが、笑みは絶やさなかった。