ひまわりみたいなあなたにもう一度恋をする~再会したのは元不良の同級生~
「できたのでチェックをお願いします」
週明け、美織は出来上がった分厚い計画案を携え、冴木のもとへ報告にあがった。冴木が計画案をパラパラとめくっている間、ドキドキしながら待つ。
「ありがとうございます。これは私から上長にあげておきます」
チェックが終わり自分のデスクに戻ると受け取ってもらえた安心感から、ふうっと息を吐き出す。
「お疲れさま」
「綾辻くんに助けてもらったおかげです」
美織は労いの言葉をかけてくれた正宗にお礼を言った。
これは謙遜ではなく事実だ。正宗の手を借りなければ、きっと終わらなかった。
達成感で満たされた美織はお昼休みになると、カフェテリアへ向かった。
いつもはお弁当を持参してリラクゼーションエリアで食べていたが、ここのところ遅くまで資料と向き合っていたので、今朝は作る気力が湧かなかったのだ。
人でごった返す中、きつねそばのセットをのせたトレーを持ってひとり用のカウンタに着席する。
割り箸をふたつに割り、そばを口に運ぼうとしたそのときだ。