黒き噂の辣腕社長は強がり契約妻に生涯愛を絶やさない
結婚についてふたりで話した後、彼はすぐに行動を起こした。
私が好意に応えてくれたのだという報告をするために、二日後に彼は実家まで祖父母に会いに来た。
祖父母はあらかじめ私から大体の話を聞いていたとはいえ、光毅さんの素早い行動に驚きを見せていた。
ただ喜びも大きかったようで、話はさくさくと進められる。
さらにその翌日には、彼のご両親に引き合わされた。プライベートのことは光毅さん本人に任せていたようで、やっと結婚する気になったのかと大歓迎されたのは予想外だ。
そう言えばとこっそり尋ねたら、彼は三十三歳なのだという。聞くのが遅くないかとあきれた顔をしていたが、いずれ別れる相手の詳細なプロフィールなど知らない方がいいに決まっている。なんて、口が裂けても言えない。
ともかく、男性でその年齢ならとくに結婚を急かさなくてもよさそうなもの。
けれどお母様曰く、『独身貴族を謳歌していたら、もう十年は結婚しなさそう』と心配していたらしい。
うん。光毅さんの仕事ぶりから、そんな姿が容易に想像できてしまう。
彼は普段オフィスに詰めている時間も多いようだが、わずかでも空きができるとすぐに視察だなんだと飛び出していく。光毅さんにとって、仕事は趣味のひとつになっていそうだ。
私が好意に応えてくれたのだという報告をするために、二日後に彼は実家まで祖父母に会いに来た。
祖父母はあらかじめ私から大体の話を聞いていたとはいえ、光毅さんの素早い行動に驚きを見せていた。
ただ喜びも大きかったようで、話はさくさくと進められる。
さらにその翌日には、彼のご両親に引き合わされた。プライベートのことは光毅さん本人に任せていたようで、やっと結婚する気になったのかと大歓迎されたのは予想外だ。
そう言えばとこっそり尋ねたら、彼は三十三歳なのだという。聞くのが遅くないかとあきれた顔をしていたが、いずれ別れる相手の詳細なプロフィールなど知らない方がいいに決まっている。なんて、口が裂けても言えない。
ともかく、男性でその年齢ならとくに結婚を急かさなくてもよさそうなもの。
けれどお母様曰く、『独身貴族を謳歌していたら、もう十年は結婚しなさそう』と心配していたらしい。
うん。光毅さんの仕事ぶりから、そんな姿が容易に想像できてしまう。
彼は普段オフィスに詰めている時間も多いようだが、わずかでも空きができるとすぐに視察だなんだと飛び出していく。光毅さんにとって、仕事は趣味のひとつになっていそうだ。