聖女天使を苦しめた国に、天罰を
「不満がないなら。神馬に唆され、逃げようとするな」
「うん……。クロディオと、一緒にいる……」
「ああ」
幸せそうに微笑み合う2人を引き裂くのは難しいと、神馬もすぐに悟ったのだろう。
ペガサスはショックを隠せない様子でうろたえると、情けない悲鳴を上げた。
『そ、そんな……! こんな奴の、どこがいいんだ!?』
「……クロディオは、優しい」
『どこがだい!? 口を開けば辛辣なことばかり言うし、態度だって最悪じゃないか……っ!』
「うん。わたし、最初は怖かった。あなたのこと……」
神馬の話は一理あると頷いた天使は、目元を潤ませて語る。
クロディオはそれに反論したい気持ちをぐっと堪えると、セロンの主張に耳を傾けた。
「でも……。酷い人は、きっと怒鳴りつけてくる。叩いたり、引っ叩いたり。クロディオは、それをしなかった」
「暴力で他人を屈服させたところで、なんの意味がある」
「うん。わたしも、そう思う。暴力は、悲しみしか生まない……」
セロンは辺境伯の姿をじっと見つめたあと、淡々と言葉を紡ぐ。
「うん……。クロディオと、一緒にいる……」
「ああ」
幸せそうに微笑み合う2人を引き裂くのは難しいと、神馬もすぐに悟ったのだろう。
ペガサスはショックを隠せない様子でうろたえると、情けない悲鳴を上げた。
『そ、そんな……! こんな奴の、どこがいいんだ!?』
「……クロディオは、優しい」
『どこがだい!? 口を開けば辛辣なことばかり言うし、態度だって最悪じゃないか……っ!』
「うん。わたし、最初は怖かった。あなたのこと……」
神馬の話は一理あると頷いた天使は、目元を潤ませて語る。
クロディオはそれに反論したい気持ちをぐっと堪えると、セロンの主張に耳を傾けた。
「でも……。酷い人は、きっと怒鳴りつけてくる。叩いたり、引っ叩いたり。クロディオは、それをしなかった」
「暴力で他人を屈服させたところで、なんの意味がある」
「うん。わたしも、そう思う。暴力は、悲しみしか生まない……」
セロンは辺境伯の姿をじっと見つめたあと、淡々と言葉を紡ぐ。