聖女天使を苦しめた国に、天罰を
「旦那様! 今日はとっても、忙しいですよー。騎士団の訓練に参加。姿絵の確認、書類整理。それから……」
「ああ。ロスした分の時間は、あとで取り戻す」
「今までずっと、働き詰めでしたから。セロン様と想いを通じ合わせて、安心してしまったんですよね?」
「そうだが……」
セロンはオニオンスープとパンをもそもそと自分のペースでのんびりと食べ進めていたが、クロディオは時間に追われているせいからか。
食事を味わって食べるという習慣がないらしく、5分と立たずに食事を終えた。
(クロディオの、足。引っ張ってる……。もっと、早く。食べなきゃ……)
天使がパンを頬張り、必死に胃袋の中へ押し込もうとしていると――その時間を有意義に活用するためか、侍女と辺境伯は雑談を始めた。
「旦那様はセロン様が現れてから、本当に変わりましたねぇ。昔は、恨み言の一つや二つ……」
「わざわざセロンの前で、俺の好感度を下げる話をするな」
「やっぱり旦那様は、こうでなくちゃ!」
「ご、ち、そう……。さま、でした……」
「はい。お粗末さまでした! それは、食器を下げて参ります!」
ルセメルは満面の笑顔を浮かべて食べ終わった皿を回収すると、あっという間に姿を消した。
「ああ。ロスした分の時間は、あとで取り戻す」
「今までずっと、働き詰めでしたから。セロン様と想いを通じ合わせて、安心してしまったんですよね?」
「そうだが……」
セロンはオニオンスープとパンをもそもそと自分のペースでのんびりと食べ進めていたが、クロディオは時間に追われているせいからか。
食事を味わって食べるという習慣がないらしく、5分と立たずに食事を終えた。
(クロディオの、足。引っ張ってる……。もっと、早く。食べなきゃ……)
天使がパンを頬張り、必死に胃袋の中へ押し込もうとしていると――その時間を有意義に活用するためか、侍女と辺境伯は雑談を始めた。
「旦那様はセロン様が現れてから、本当に変わりましたねぇ。昔は、恨み言の一つや二つ……」
「わざわざセロンの前で、俺の好感度を下げる話をするな」
「やっぱり旦那様は、こうでなくちゃ!」
「ご、ち、そう……。さま、でした……」
「はい。お粗末さまでした! それは、食器を下げて参ります!」
ルセメルは満面の笑顔を浮かべて食べ終わった皿を回収すると、あっという間に姿を消した。