聖女天使を苦しめた国に、天罰を
「言い逃げか……」
クロディオが苛立ちを隠しきれない様子で侍女の去りゆく姿を見つめる。
その姿を目にしたセロンは、不思議そうに彼へ声をかけた。
「まだ、ルセメル。苦手?」
「そうだな。あいつは、どうしようもない……」
「手を焼いてるクロディオも、素敵」
「そう、か……?」
「ん。好きだって、自覚してから。ね? あなたの、全部。愛おしくなった……」
「セロン……」
金色の瞳が優しく緩められ、愛する天使を見つめる。
(こんな、幸せで……。いいの、かな……?)
セロンは彼から与えられる愛情にどこか困惑しながらも、まんざらでもない様子でそれを受け取ろうとして――。
「あの、ね。わたし……。クロディオが……」
『セロン!』
愛する彼に、想いを告げようとした直後。
ペガサスが自らの名を紡ぐ声を聞き、何かに誘われるようにして窓の外を見つめる神馬の視線を追いかける。
そして――あり得ない光景を目撃した。
クロディオが苛立ちを隠しきれない様子で侍女の去りゆく姿を見つめる。
その姿を目にしたセロンは、不思議そうに彼へ声をかけた。
「まだ、ルセメル。苦手?」
「そうだな。あいつは、どうしようもない……」
「手を焼いてるクロディオも、素敵」
「そう、か……?」
「ん。好きだって、自覚してから。ね? あなたの、全部。愛おしくなった……」
「セロン……」
金色の瞳が優しく緩められ、愛する天使を見つめる。
(こんな、幸せで……。いいの、かな……?)
セロンは彼から与えられる愛情にどこか困惑しながらも、まんざらでもない様子でそれを受け取ろうとして――。
「あの、ね。わたし……。クロディオが……」
『セロン!』
愛する彼に、想いを告げようとした直後。
ペガサスが自らの名を紡ぐ声を聞き、何かに誘われるようにして窓の外を見つめる神馬の視線を追いかける。
そして――あり得ない光景を目撃した。