聖女天使を苦しめた国に、天罰を
「ああ。ここにいる」
「し、失礼いたします!」
クロディオから入室の許可を得た男性は、休憩室に足を踏み入れた瞬間に声を大にして叫ぶ。
「報告が2つございます!」
「ああ」
「ルユメール王国の神殿より、捕らえられていた聖女天使が一斉に解放されました!」
「なんだと?」
「その後、上空から彼女達とともに国境へ姿を見せたバズドント伯爵令嬢が、セロン・バズドントに会わせろと怒声を響かせておりまして……!」
その報告を耳にして驚いたのは、クロディオだけではなかった。
妹の名を聞いたセロンは、呆然と呟く。
「ルイザ……?」
「やはり君は、バズドント伯爵家の……」
彼の思わせぶりな発言を耳にしたセロンは、父親の手によって存在を秘匿されていたため、自らの家名を名乗らずにここまできたことを思い出す。
(うっかりしてた……)
――どれほど悔やんだところで、バレてしまっては仕方がない。
天使はクロディオの腕に爪を立てると、最愛の人に向かって淡々と事情を説明する。
「し、失礼いたします!」
クロディオから入室の許可を得た男性は、休憩室に足を踏み入れた瞬間に声を大にして叫ぶ。
「報告が2つございます!」
「ああ」
「ルユメール王国の神殿より、捕らえられていた聖女天使が一斉に解放されました!」
「なんだと?」
「その後、上空から彼女達とともに国境へ姿を見せたバズドント伯爵令嬢が、セロン・バズドントに会わせろと怒声を響かせておりまして……!」
その報告を耳にして驚いたのは、クロディオだけではなかった。
妹の名を聞いたセロンは、呆然と呟く。
「ルイザ……?」
「やはり君は、バズドント伯爵家の……」
彼の思わせぶりな発言を耳にしたセロンは、父親の手によって存在を秘匿されていたため、自らの家名を名乗らずにここまできたことを思い出す。
(うっかりしてた……)
――どれほど悔やんだところで、バレてしまっては仕方がない。
天使はクロディオの腕に爪を立てると、最愛の人に向かって淡々と事情を説明する。