聖女天使を苦しめた国に、天罰を
「全員、動くな。今この場を持って、この地はパロニード辺境伯領となる!」
「な、なんだと……!?」
「そんな、馬鹿な話が……」
「あ、あんた! セロン!?」
「あ、ああ……。僕の、聖女天使……!」
クロディオの発言を皮切りに、この場にいる人々の注目が自分に集まる。
国王とバズドント伯爵は驚愕で目を見開き、義母は指先の先端を娘に向けた。
そして、フラティウスは――。
瞳から大粒の涙を流し、よろよろと元親友が抱きかかえる天使の元へと近寄った。
「ああ……。君の名前はやはり……。セロン、と言うのか……! とっても素敵な、名前だね……!」
「動くなと、言ったはずだが」
クロディオは地を這うような低い声で王太子を威嚇すると、フラティウスの喉元へ剣の切っ先を突きつけた。
「な、なんだと……!?」
「そんな、馬鹿な話が……」
「あ、あんた! セロン!?」
「あ、ああ……。僕の、聖女天使……!」
クロディオの発言を皮切りに、この場にいる人々の注目が自分に集まる。
国王とバズドント伯爵は驚愕で目を見開き、義母は指先の先端を娘に向けた。
そして、フラティウスは――。
瞳から大粒の涙を流し、よろよろと元親友が抱きかかえる天使の元へと近寄った。
「ああ……。君の名前はやはり……。セロン、と言うのか……! とっても素敵な、名前だね……!」
「動くなと、言ったはずだが」
クロディオは地を這うような低い声で王太子を威嚇すると、フラティウスの喉元へ剣の切っ先を突きつけた。