聖女天使を苦しめた国に、天罰を
「そ、そんな……! う、嘘だ……! あり得ない……! こんなに、想っているのに! どうして、届かないんだ……?」
「いい加減、諦めて。それが、無理なら……」
「ここで、息の根を止めてくれる」
「ひ……っ!」
かつての親友が愛する天使にみっともなく縋る姿を黙って見守っていたクロディオは、穢れを知らぬ少女に止めを刺させるわけにはいかないと考えたようだ。
大剣の切っ先を首元に突きつけると、いつでも斬り伏せられるように力を込めた。
「ま、待つんだ! 冷静になれ。貴様らの狙いは、この国の領土か? 欲しければ、くれてやる! だから、我々の命だけは……!」
息子の危機を悟った国王は、命乞いを始めるが――。
セロンとクロディオは男性に向けて冷たい視線を向けた。
それは明らかに、その主張を受け入れる気はないと言う意思表示であった。
『セロン! こいつらの相手は、彼女達に任せてほしい!』
天使は上空から聞こえてきたペガサスのテレパシーを耳にして、小さく頷く。
その後、剣呑な表情とともに――国王へ向かって、淡々と告げた。
「いい加減、諦めて。それが、無理なら……」
「ここで、息の根を止めてくれる」
「ひ……っ!」
かつての親友が愛する天使にみっともなく縋る姿を黙って見守っていたクロディオは、穢れを知らぬ少女に止めを刺させるわけにはいかないと考えたようだ。
大剣の切っ先を首元に突きつけると、いつでも斬り伏せられるように力を込めた。
「ま、待つんだ! 冷静になれ。貴様らの狙いは、この国の領土か? 欲しければ、くれてやる! だから、我々の命だけは……!」
息子の危機を悟った国王は、命乞いを始めるが――。
セロンとクロディオは男性に向けて冷たい視線を向けた。
それは明らかに、その主張を受け入れる気はないと言う意思表示であった。
『セロン! こいつらの相手は、彼女達に任せてほしい!』
天使は上空から聞こえてきたペガサスのテレパシーを耳にして、小さく頷く。
その後、剣呑な表情とともに――国王へ向かって、淡々と告げた。