聖女天使を苦しめた国に、天罰を
「私達は人間と暮らすなんて、うんざり。これからは、天界で暮らすわ」
「元気で、ね……。今度は、幸せに、なって……」
「はぁ? 何を言っているのよ。あんたも、一緒に行くでしょ?」
「んん……?」
聖女天使から天界に行こうと誘われたセロンは、なぜそうなるのかと不思議そうに首を傾げた。
そんなこちらの姿を見下した同胞は、呆れたように肩を竦める。
「天然なんだか、マイペースなんだか知らないけど……。私達が天界で暮らすって決めた以上、あんたは1人になるのよ。どう考えても、争いの火種にしかならないわ」
「だから、なんだ。君達は俺から、セロンを引き剥がすとでも言うつもりか」
「仕方ないでしょ。私達は散々、苦しんできた。もうこれ以上、同胞の怯える姿なんて見たくないのよ……」
愛し合う2人を引き裂くなど、本当はしたくないのだろう。
こうしてセロンを誘っているのは苦渋の決断とでも言わんばかりに、聖女天使は悲しそうに目を伏せた。
「元気で、ね……。今度は、幸せに、なって……」
「はぁ? 何を言っているのよ。あんたも、一緒に行くでしょ?」
「んん……?」
聖女天使から天界に行こうと誘われたセロンは、なぜそうなるのかと不思議そうに首を傾げた。
そんなこちらの姿を見下した同胞は、呆れたように肩を竦める。
「天然なんだか、マイペースなんだか知らないけど……。私達が天界で暮らすって決めた以上、あんたは1人になるのよ。どう考えても、争いの火種にしかならないわ」
「だから、なんだ。君達は俺から、セロンを引き剥がすとでも言うつもりか」
「仕方ないでしょ。私達は散々、苦しんできた。もうこれ以上、同胞の怯える姿なんて見たくないのよ……」
愛し合う2人を引き裂くなど、本当はしたくないのだろう。
こうしてセロンを誘っているのは苦渋の決断とでも言わんばかりに、聖女天使は悲しそうに目を伏せた。