ご褒美バニーガール
そう言って机の上に置いたクラッカーに視線を向けると、はあと大きくため息をついた。
驚かせたくて、サプライズ……するつもりだった。つもりだったけど、もう今では何の意味もなくなってしまった。
「……俺が荷物を、取りに行こうか?」
「それは……良い。もう、今日は何もなかったことにして、取りに行くから。実はこんなことになると思ってなかったんだけど、鍵だけは今持ってて……」
「え?」
私はバニーガールの背中腰部分についた丸くて白い尻尾に触れて、肩を竦めた。
「実はこの尻尾。物が入るようになっているんだけど、中が空洞だと形が悪くなるからハンカチの中に鍵を包んで入れているの」
本来なら口紅とかそういう物をしまえるようになっているらしいのだけど、空洞では形がぺたんとなってしまうので、中に芯となる鍵を包んでハンカチを丸めて入れていたのだ。
まさか、こんなことになるなんて、私だって思わなかった。
「桜木は小池と、これからどうしたいの?」
二人の同期でもある三鷹くんは、私たちの動向も気になっているようだった。
「……別れたい。あんな人だとは、思わなかった」
驚かせたくて、サプライズ……するつもりだった。つもりだったけど、もう今では何の意味もなくなってしまった。
「……俺が荷物を、取りに行こうか?」
「それは……良い。もう、今日は何もなかったことにして、取りに行くから。実はこんなことになると思ってなかったんだけど、鍵だけは今持ってて……」
「え?」
私はバニーガールの背中腰部分についた丸くて白い尻尾に触れて、肩を竦めた。
「実はこの尻尾。物が入るようになっているんだけど、中が空洞だと形が悪くなるからハンカチの中に鍵を包んで入れているの」
本来なら口紅とかそういう物をしまえるようになっているらしいのだけど、空洞では形がぺたんとなってしまうので、中に芯となる鍵を包んでハンカチを丸めて入れていたのだ。
まさか、こんなことになるなんて、私だって思わなかった。
「桜木は小池と、これからどうしたいの?」
二人の同期でもある三鷹くんは、私たちの動向も気になっているようだった。
「……別れたい。あんな人だとは、思わなかった」