手を握ってくれたあなたともう一度
「なんで、みんな・・・」

混乱しているのかリアラは目を丸くしている。

「助かったんだ」

手をずっと握っていたゼスが優しく微笑む。

「助かった?呪いの、力は・・?」

「封印しました」

リアラの視界に入るようにロゼは動きながらそう伝えた。

「もう大丈夫だ。全部終わった」

リアラの目から涙が零れ落ちる。
そしてとまることなくボロボロと流れる。

「よか、った・・・ッ、良かっ、た・・っ」

その涙にミツノ、トルア、マヒリは微笑みながら涙をまた流していた。

「おかえり、リアラ」

目に涙を溜めたゼスに続き、次々と「おかえり」という言葉がリアラに投げ掛けられる。

「・・・ただいまっ」

目を真っ赤にしながらリアラは笑って答えた。

「ねぇ、私が眠ったあとどうなったの?」

握られていない手でリアラは涙を拭うとゼスに疑問を問いかける。
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