私だって守られてばかりじゃありません!

どうして?  side零

「ただいま〜!」

「ただい、ま」

任務から帰ってきた天音ちゃんと優奈ちゃん。

天音ちゃんの様子がおかしい…。
どうしたんだろう?

「天音ちゃん、優奈ちゃん、おかえり!って、天音ちゃん怪我してるよ!はやく手当てするからこっち来て!」

「うん。ありがとう」

いつもだったらもっと明るいはずなのに…。
本当にどうしたんだろう?


「はい、手当てできた!」

「ありがとう」

「じゃあ、みんなのいるところに行こっか?」

「はい」

どうして敬語なんだろう?






その時の天音ちゃんは何か覚悟を決めた、そんな顔だった。








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