私だって守られてばかりじゃありません!

いつもの日常?

「天音ちゃん、明日、学校行けそう?」

行きたい気持ちは山々だけど…。

敵についてしっかり調べないとだから。

「ううん。明日は行けない」

「「なんで?」」

「ちょっとね〜」

「「理由になってないよ!」」

もう、こんなふうに笑いあえることはないと思っていたんだ…1ヶ月前は。

またこうやって、みんなと話せて嬉しい!

「まぁまぁ、いいじゃんそんなこと」 

「「よくない!」」

「はぁ、わかった。なら、今日までなら学校休んでもいいけど、明日からはちゃんと学校行ってよ?」

今日は許してくれるんだ…。
明日からは、か…。

もう1回、頑張ってみようかな…?

「わかった。零先輩。明日からはちゃんと学校行く。」

「それが聞けてよかった」

なんで?
どうして人の心配ばっかりするんだろう?
自分達の心配すればいいものなのに…。

「あと、零ってよんでほしい」

「わかった。零くんでもいい?」

「うん」














こんな日々がずっと続きますように。
このときはまだ、それだけを願ってたんだ。







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