私だって守られてばかりじゃありません!
それから半年が経った時だった。

天音が1人の女の子を連れてきた。

「篠原優奈ですっ。小3です。よろしくお願いしますっ!」

天音の初めての友達らしい。

私と同じでずっとこの子も利用されてきたんだ、とそう言っていた。

天音は、自分が第1殲滅部隊の隊長ということ、師範がいた事は言っていなかった。

ありのままの自分を受け入れて欲しかったらしい。


まぁ、優奈なら、それを知っていたとしても、受け入れてくれると思うけどな。


殲滅部隊史上2人目の最年少が入隊した瞬間だった。







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