街角の契りは、永遠の愛に
「……いくぞ。」

低く掠れた声。次の瞬間、熱が体を深く貫く。

「……っ!」

喉から声がもれ、目尻に涙が滲む。

けれどヴィンセントの体も小さく震えていた。

「ゆっくり動くからな。」

額に触れる吐息が優しい。

最初の衝撃が和らぎ、彼の規則的な動きに合わせるように体が慣れていく。

吐息が重なり合い、胸の奥が熱で溶けていくようだった。

「マリエル……お前の中、うねって……気持ちいい……」

耳元に熱を帯びた声が落ちる。

その言葉に、私の体も思わず震え、彼に応えるように奥がきゅっと締まった。

「もう……だめだ……出る……!」

堪えきれぬ低い唸りと共に、彼の熱が私の奥深くへと注がれていく。

「ああ……」

熱が体内に広がる感覚に、胸の奥がざわめいた。――子を宿す種が、私の中へ。

「……すまん。一度じゃ収まらない。」

荒い息の合間に囁かれ、次の瞬間、再び激しい動きに襲われる。
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